オーストラリア・ビクトリア州

1993年01月31日〜02月07日


日本の海岸、湖に戻る
日本の海岸、湖』  仕事は仕事、昼休みは昼休み。
1週間、オーストラリアに滞在していたが
  下着のパンツ1枚で、海に潜ったのは1回だけである。 小さいアワビだったが、海底中が
アワビで一杯な程に沢山居て、レストランのナイフを使って一杯獲ることが出来た。
  これをダウンタウンの中華レストランに持って行くと、料理を断られた。 ひょっとしてこれは密漁したものと取られており、罰則がきついのかも知れない。 仕事で来て密漁で捕まることはまず過ぎるので、素潜りは1回切りで止めておくことにした。
フィリップ・アイランド
1週間の海外出張
  ロードレースチームを運営する仕事をしていたが、冬季は日本のサーキットで走行テスト出来ないので、毎年、冬の無い東南アジア、又は季節が逆転しているオーストラリアに行き、走行テストに行っているが、今年はオーストラリアに1週間、走行テストする年であった。
  水の冷たい南極海に潜る気は無かったので、海パンを含め何も潜り道具を持って行っていなかった。 昼休みに釣りに行く連中を付いて行き、浅瀬を覗いて見ると、居るは居るはで、慌てて子供用の水中メガネ買いに行き、レストランのナイフをお借りして、下着のパンツ1枚で潜ってみた。 
Road Map :南半球の2月のオーストラリアは真夏の季節である。
Route Map:毎日、ホテルとサーキットを往復しているだけ。

世界選手権も行われるサーキットの廻りは海岸で囲まれている。
仕事場は、1周4.4kmのフィリップ・アイランド・サーキットであり、コントロールタワーからも海が見えている。
鈴鹿サーキットを2時間貸切る値段と、フィリップ・アイランドのサーキットを1日貸切る値段は変わらない位に安い。
2人のライダーに対して8名のスタッフが取り囲む。
2人のファクトリーライダーの為に1週間、サーキットを借り切って、テストを繰り返す。 2人のライダーは全日本SB選手権のゼッケン一位と2位を獲得している。
週に1日の休日は近くのビーチに遊びに行く。 おいらにしてはビーチで遊ぶ気持ちはまったくない。
ガキの頃、西宮の夙川で鍛えた飛込みは今でも健在であった。
夕食はホテルへの帰り道にあるシーフードレストランに寄る。
ステーキも特大ロブスターも安くて美味しかった。
おいらの仕事は計測が担当であるが、この仕事は面白くなかった。
しかし、給料を貰って海外に行けるのは丸儲けの感じがした。
帰国の日、ホテルのプールで寛ぐ監督。